ニュー・フロンティア・キャピタル(“NFC”)は、2025年12月12日、インドのイノベーションの中心地であるベンガルールに位置し、科学技術研究で世界的に評価が高いインド理科大学院(The Indian Institute of Science:IISc)と次世代技術に関わる取組みにおいて業務提携契約を締結致しました。

IIScは、タタ財閥の創始者であるJamsetji Nusserwanji Tataの支援によって、1909年に設立されたインドの国立高等教育機関で、インドのトップアカデミアに位置づけられていますが、インドにおける製造業ディープテック研究の中心的な役割を担っており、特にスマートマニュファクチャリング、インダストリー4.0、および関連するディープテック・スタートアップのエコシステム育成に注力しています。


※IIScのメインビルディング(左側)の正面に立つJamsetji Nusserwanji Tataの記念銅像(右側)
現在、インド政府は、ディープテック分野を重点的に支援する枠組みとして、ディープテック研究開発促進のために110億ドル規模の大規模な研究開発計画の一環として、AI、ロボティクス、宇宙開発、クリーンテック、半導体、量子技術など革新的分野を投資対象とした10億ドルの基金を設立し、ディープテック系スタートアップへの大規模な投資を促していますが、IIScはその中心的役割を担っています。
今次IIScとの提携を通して、NFCでは、特にディープテックを中心とした大学発の技術やスタートアップと日本企業等との連携を推進し、日本とインドの産業育成への貢献と併せて、国内外のファンドと大学・研究機関をつないだNFCによる“グローバル・ファンド・プラットフォーム”の構築に努めて参ります。